洗面台・洗面化粧台
2013/12/17
投稿者:kudo
強化ガラスには大きく分けて2つの製法があります。
どちらの製法の製品も強化ガラスの表記で販売されているため見た目では区別がつきません。
それこそ割ってみるまで区別できないのが現状です。
■高温の熱窯で処理して強化する方法
1つは元になるガラス素材を型に入れ高温の熱窯で処理して強化にする方法です。
こちらの製法の製品には、様々な制限が発生します。
ガラスの切り口から切り口までの距離。生産可能なカーブの角度も決まっています。
直角に曲がる製品は作れません。
ケーキ屋さんのショーケースなど強化の板ガラスをコーキングで接着してあるのを見たことがあると思います。
生産に制限はありますが、頑丈で強いガラスが出来ます。
弊社のガラスボウルは直径40㎝程度と大きくなっています。
排水口の切り口からボウルのフチの切り口までの距離が必要で、
その結果大きなボウルになります。
これらは、一般的に物理強化ガラスと言われ割れても砂利のように割れるため危険も少ない製品です。
■ガラス素材に塩を混ぜて強化にする方法
もう1つの製法は、分かりやすく説明するとガラス素材に塩を混ぜて強化にする方法です。
こちらの製法は制限が無くいろんな形デザインに流用できる製法です。
また価格もお求めやすい価格になっています。
一般的に化学強化ガラスと言われる製品で、欠点は物理強化ガラスより弱いこと、そして割れた際は一般のガラスのように割れてしまいます。
市販のガラス製品にはまったく同じデザイン同じサイズで2種類の製法の製品が流通しています。
飾り物置物などは求めやすい価格の化学強化ガラスの製品で良いですが毎日ご使用になる製品は、物理強化ガラスの製品が望ましいと思います。